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衛星ブロードバンド「ワンウェブ」、不具合を解消–「うるう年」に起因

2025.01.03 18:30

塚本直樹

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 通信衛星を運用する仏Eutelsat(ユーテルサット)は現地時間1月2日、地球低軌道(LEO)を周回する衛星によるブロードバンドサービス「OneWeb」の不具合を解消したと発表した。

 Eutelsatの広報担当者によれば、今回のソフトウェア問題は地上の設備で2024年が「うるう年」であることを考慮していなかったことが原因だとしている。障害は12月31日に始まり、36時間以内に部分的にサービスが復旧し、全体で障害は2日間にわたり発生した。

 Eutelsatはマルチ軌道への展開能力が市場競争における優位性をもたらすと主張している。地球静止軌道(GEO)の衛星はネットワークの冗長性を提供するが、今回の障害ではバックアップサービスの提供には使用されなかった。

 OneWebはLEOに多数の衛星を打ち上げることで、高速かつ低遅延なインターネット接続を提供している。北米大陸や欧州の大部分、アジアなどでサービスを提供しているが、地上インフラの構築と規制当局からの承認の遅れがグローバルサービスの提供の障害となっていた。

(出典:Eutelsat)

関連情報
Eutelsatプレスリリース
SpaceNews

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