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英ロケットスタートアップSkyrora、小型ロケットのエンジン点火テストに成功
2022.08.23 08:00
英ロケットスタートアップのSkyroraが、2023年の打ち上げを予定している小型ロケット「Skyrora XL」のエンジン点火テストを成功させた。
Skyroraはスコットランドのエディンバラを拠点とし、分解可能なモジュール式の小型ロケットを開発している。Skyrora XLは3段式の液体ロケットで、高度500kgから1000kmの太陽同期軌道、高度200kmから1000kmの極軌道へとペイロードを投入できる。
今回のテストでは、Skyrora XLの第2段ブースターのエンジンを20秒間点火することに成功した。これにより、Skyrora XLの第2段を地球低軌道に投入するのに必要な推力を達成したことになる。
Skyroraで運用責任者を務めるLee Rosen氏は「われわれのチームは必要な機材をすべて持ち込み、わずか2日半で完全なエンジン点火テストを実施した。これは、Skyroraの機動性と柔軟性を証明するものだ」と述べている。
Skyrora XLの2023年の打ち上げは、スコットランド北部のシェトランド諸島にあるSaxaVord宇宙港からの実施が予定されている。