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「宇宙開発が趣味」なサラリーマンが開発した3機目の超小型衛星、3月にもISSに–AIが作曲、地上に送信
2024.12.14 09:00
一般社団法人リーマンサットスペーシズ(東京都江戸川区)は3機目の超小型衛星(キューブサット)「RSP-03」(愛称「ハモるん」)の宇宙航空研究開発機構(JAXA)への引き渡しを12月3日に完了させた。12月13日に発表した。
ハモるんのメインミッションは、宇宙で取得した星空のデータや衛星周囲の環境情報をもとに、AI(人工知能)が自動で作曲し、楽曲を地上に送信すること。専用のウェブサイトで公開される予定。
同団体は、自らを「趣味としての宇宙開発」を掲げる民間の宇宙開発団体と説明。夢や好奇心から始まる「人を中心とした宇宙開発」を通じて、誰でも、いつでも、好きなように目指すことのできる宇宙開発の実現を目指しているという。所属するメンバーはほぼ全員が他に本業のあるサラリーマン。仕事の合間を縫って、人工衛星の開発や広報に取り組んでいるとしている。
衛星はメンバーが自ら無線機や制御システムなどを開発した。今回の開発成果を知ってもらうために2025年1月までに技術解説や開発秘話を紹介する無料の技術講演会をオンラインで開催している。
ハモるんは、米航空宇宙局(NASA)がSpace Exploration Technologies(SpaceX)に委託する「商業補給サービス(Commercial Resupply Services:CRS)」の一環である、国際宇宙ステーション(ISS)への補給輸送ミッション「SpaceX CRS-32」(SpX-32)として無人補給船「Cargo Dragon」に格納されて2025年3月以降に打ち上げられる予定。ISSに運び込まれた後で軌道に投入される。
1機目の零号機「RSP-00」は2018年10月6日に、2機目の初号機「RSP-01」は2021年3月14日に、それぞれISSから軌道に投入されている。
零号機は、「宇宙ポスト」として集められた“お願いごと”をデータにして宇宙に届けられ、宇宙ポストで集められたお願いごとを音声とテキストにして地球に送信するというミッションだった。初号機は、零号機と同じ宇宙ポストがミッションだが、メインミッションの「宇宙で自撮り」に成功した。
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リーマンサットスペーシズプレスリリース(PR TIMES)
リーマンサットスペーシズ
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