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楽天モバイルが採用「スマホ直接通信衛星」5機、軌道上に展開完了–2025年から新世代機を投入
2024.10.30 17:09
米AST SpaceMobile(ASTスペースモバイル)は米国時間10月25日、スマートフォンと直接通信できる初の商業衛星による、軌道上での展開を完了したと発表した。
AST SpaceMobileは地球低軌道(LEO)に巨大アンテナを搭載した衛星を打ち上げることで、スマートフォンとの高速通信を実現する。9月には、初の商業衛星「BlueBird(Block 1)」5機を打ち上げた。日本では、楽天モバイルが2026年の採用を計画している。
今回展開されたBlock 1は、それぞれ約64m2のアンテナと、LEOの商業衛星としては最大級という太陽電池パネルを備えている。AST SpaceMobileによれば、LEOに5機のBlock 1を配置すれば、米国内で1日1時間未満の断続的なインターネット接続を提供できるとしている。
AST SpaceMobileは、2025年から衛星1機あたり10GHzの帯域処理が可能という新世代機「BlueBird(Block 2)」を導入する予定だ。これはBlock 1の10倍の容量で、120Mbpsのピークデータ速度をサポートしている。