中国、ネット衛星「千帆」第2弾を打ち上げ--1万4000機を予定、来年末までに650機

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中国、ネット衛星「千帆」第2弾を打ち上げ–1万4000機を予定、2025年末までに650機

2024.10.16 17:07

塚本直樹

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 中国は現地時間10月15日、衛星コンステレーション計画「千帆(Qianfan)」の第2弾の衛星を18機打ち上げた。中国北部の太原衛星発射センターから「長征6号A」(Long March 6A:LM-6A、Chang Zheng 6A:CZ-6A)ロケットで打ち上げられた。

 打ち上げから2時間以上経過した後、中国航天科技集団(CASC)は極軌道への投入に成功したと発表した。

 千帆は1万4000機の衛星による地球低軌道(LEO)からの衛星インターネットサービスの提供を予定している。8月に長征6号Aで18機が打ち上げられた。千帆は「千帆星座(Thousand Sails Constellation)」とも呼ばれ、以前「G60星鏈G60 Starlink)」と言われていた衛星インターネットと同じものとみられている。

 上海垣信衛星科技(Shanghai Spacecom Satellite Technology:SSST)が運用する千帆は、1296機の衛星で第1段階が構成される。そのうちの648機は地域ネットワークをカバーするために、2025年末までに打ち上げられる予定だ。

(出典:CASC)
(出典:CASC)

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