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今年最大規模の「太陽フレア」発生–5日夜に北海道でもオーロラの可能性
2024.10.04 19:04
情報通信研究機構(NICT)が運営する「宇宙天気予報」によると、世界標準時間10月3日午後12時8分~同26分(日本時間10月3日午後9時8分~同26分に)に大規模な「太陽フレア」の発生が確認された。
確認された太陽フレアの規模はX9.05。日本時間2日午前7時20分に確認された規模はX7.1。5月に確認された太陽フレアの規模はX8.7。
3日の太陽フレアでも「コロナ質量放出(Coronal Mass Ejection:CME)」が確認された。CMEが地磁気嵐を引き起こす可能性があり、オーロラが爆発的に増加する可能性がある。
CMEによる地磁気嵐は、地上にも影響をもたらす。3日に発生した太陽フレア、それに伴うCMEの影響でアフリカと欧州で短波放送に障害が起きたことも確認された。
5月に発生した太陽フレアは、20年ぶりの強い地磁気嵐を引き起こした。北緯40度付近の都市でもオーロラが観測された。オーロラは通常北緯65度以上で観測される。今回の太陽フレアの影響で、5日夜に北海道でもオーロラが見られる可能性がある。
太陽は11年周期のサイクルを繰り返しており、3日に発生した太陽フレアは、この7年間で最も強力な太陽フレアと考えられている。
太陽フレアは太陽の黒点付近で発生する爆発現象。強い紫外線やX線、電波などが放射される。加えてコロナガスが放出されることもある。発生したフレアのX線強度の最大値から小規模なものからA、B、C、M、Xの順でクラス分けされる。
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