大規模な「太陽フレア」発生、5月に次ぐ大きさ--日本各地で通信障害

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大規模な「太陽フレア」発生、5月に次ぐ大きさ–日本各地で通信障害

2024.10.03 18:04

UchuBizスタッフ

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 情報通信研究機構(NICT)が運営する「宇宙天気予報」によると、世界標準時間10月1日午後10時20分(日本時間10月2日午前7時20分)に大規模な「太陽フレア」の発生が確認された。日本各地で「デリンジャー現象」と呼ばれる通信障害も確認された。

 今回の太陽フレアの規模はX7.1。5月に確認されたX8.7に次ぐ大きさ。

 太陽フレアは太陽の黒点付近で発生する爆発現象。強い紫外線やX線、電波などが放射される。加えてコロナガスが放出されることもある。発生したフレアのX線強度の最大値から小規模なものからA、B、C、M、Xの順でクラス分けされる。

 今回の太陽フレアの発生に伴い、「コロナ質量放出(Coronal Mass Ejection:CME)」の発生も確認された。Spaceweather.comによると、CMEに伴い、G3クラスという強い地磁気嵐を引き起こす可能性があるという。G3は地磁気嵐の強さを示す5段階のうちの3番目にあたる。

 5月に発生した太陽フレアは、20年ぶりの強い地磁気嵐を引き起こした北緯40度付近の都市でもオーロラが観測された。オーロラは通常北緯65度以上で観測される。

世界標準時10月3日午前8時44分時点の太陽表面(出典:宇宙天気予報)
世界標準時10月3日午前8時44分時点の太陽表面(出典:宇宙天気予報)

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Spaceweather.com

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