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ispaceが「ルナ・アドバイザリー・ボード」設立–月経済圏構築へESA・NASA元幹部らが助言

2024.09.11 10:45

小口貴宏(編集部)

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 ispaceは9月11日、「ルナ・アドバイザリー・ボード」(Lunar Advisory Board)を設置すると発表した。

 同ボードは、地球〜月間で持続的な人類活動の構築をめざす「シスルナ経済圏」の実現に向けた事業戦略や、政策・技術・国家安全保障・社会経済評価に関連する課題について、ispaceの経営陣に重要な洞察とアドバイスを提供することを目的としている。

 初期メンバーとして、欧州宇宙機関(ESA)で事務局長を務めたJean-Jacques Dordain氏、元内閣府大臣官房宇宙審議官で、後に宇宙開発戦略推進事務局長を務めた小宮義則氏、Space Exploration Technologies(SpaceX)でコマーシャルビジネス担当上級副社長を務めるTom Ochinero氏、そして米航空宇宙局(NASA)で科学ミッション本部副本部長を務めたAlan Stern氏の4人が就任する。

 同社は日本、米国、ルクセンブルクの3拠点を中心に、シスルナ経済圏の構築を目指している。今冬には2回目の月探査ミッションとなる「HAKUTO-R」のミッション2の実施も予定している。

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