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スペースX「ファルコン9」、第1段が着陸失敗–炎上し転倒

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　Space Exploration Technologies（SpaceX）の「Falcon 9」の第1段エンジン（ブースター）が海上のドローン船に着陸する際に炎上し、転倒した。

　米国時間8月28日に米フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられたFalcon 9は、衛星ブロードバンドサービスの「Starlink」衛星21機を軌道に投入した。今回使用した第1段エンジンにとって23回目の打ち上げであり、新たな再使用記録となった。

Falcon 9 B1062 completes 23 missions but unfortunately topples over on ASOG. Before this, SpaceX had 267 successful Falcon booster landings in a row.

Please note that they always expected to lose some boosters on landing; it was just crazy that they had such a run of successes. https://t.co/q6pRXA3ktf pic.twitter.com/yQySUlamWU

— Chris Bergin – NSF (@NASASpaceflight) August 28, 2024

　その後第1段エンジンは大西洋上に設置された無人のドローン船に着陸したが、第1段エンジンの下部から炎が上がり、直後に転倒した。SpaceXはFalcon 9と大型ロケット「Falcon Heavy」の着陸を267回連続で成功させており、事故は珍しい。

　SpaceXは今回の事故についての詳細を明かしていないが、カリフォルニア州から予定されていた別のStarlinkミッションを中止した。海外メディアのSpace.comによると、米連邦航空局（FAA）は着陸失敗の調査を要求しており、調査が終了するまでFalcon 9は再飛行しないと発表している。

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