アマゾン、衛星ブロードバンド「カイパー」でNASA衛星データ中継をデモ

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アマゾン、衛星ブロードバンド「カイパー」でNASA衛星データ中継をデモ

2024.07.22 13:30

塚本直樹

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 米Amazonが衛星ブロードバンドサービス「Project Kuiper」を使用した、米航空宇宙局(NASA)向けのデータ中継サービスの実証実験の準備を進めていると海外メディアのSpaceNewsが報じている

 Kuiperは地球低軌道(LEO)に多数の衛星を打ち上げることで、高速かつ低遅延なブロードバンド接続を提供する計画だ。初期サービスの開始時期を2025年に延期することが7月に発表された

 Amazon傘下で政府機関向けにKuiperを提供するKuiper Government Solutions(KGS)の広報担当者によれば、現在Kuiperでは量産衛星向けのミッション運用センターと、NASAの「Communication Services Project(CSP)」とでデータを送受信することを目指しているという。その後は、Kuiperによるデータのルーティングを目指す。

 「Kuiperは2025年末に衛星を打ち上げ、運用し、さまざまなコンセプトを紹介する一連のデモンストレーションを実施する予定だ」と、KGSの広報担当者は伝えている。

 CSPは、NASAの「追跡データ中継衛星」(Tracking and Data Relay Satellite:TDRS)に代わるものとして進められている。CSPにはKGSのほかにSES Government SolutionsやSpace Exploration Technologies(SpaceX)、Telesat U.S. Services、Viasat、Inmarsat Government(現在はViasatの一部)が参加している。

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SpaceNews
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