国際宇宙ステーションから落下した物体、民家を突き破る--NASAに損害賠償を請求

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国際宇宙ステーションから落下した物体、民家を突き破る–NASAに損害賠償を請求

2024.06.25 17:45

塚本直樹

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 国際宇宙ステーション(ISS)から落下した物体が自宅に衝突したとして、米フロリダ州の家族が米航空宇宙局(NASA)に損害賠償を請求している。海外メディアのSpace.comが報じている

 事故は3月8日に発生。フロリダ州ネイプルズに落下した物体が、Alejandro Otero氏の自宅の屋根と2階を突き破り、息子に当たるところだったという。NASAはその後、落下したのは2021年3月にISSから投棄された、2.9tの使用済みバッテリーのパレットだと確認した。

 家族の代理人を務める法律事務所のMica Nguyen Worthy氏は「家族はこの事故で誰も怪我しなかったことに感謝しているが、このような“ニアミス”の状況は悲惨な結果になりかねなかった」と述べている。

 Worthy氏は書簡の中で、宇宙賠償責任条約に基づき、NASAは宇宙ゴミ(スペースデブリ)が他国に損害を与えた場合と同じように、米国内でも責任を負うべきだと述べている。

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Space.com

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