月裏のサンプルリターン狙う中国「嫦娥6号」、小型探査車を搭載--これまで非公表

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月裏のサンプルリターン狙う中国「嫦娥6号」、小型探査車を搭載–これまで非公表

2024.05.09 08:30

塚本直樹田中好伸(編集部)

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 中国5月3日に打ち上げた月探査機「嫦娥6号」(Chang’e-6)で探査車(ローバー)の存在が確認された。これまで公表されていなかった。

 嫦娥6号は史上初となる、月の裏側にあるエイトケン盆地からのサンプルリターンを予定している。ミッション期間は53日を予定しており、各国の科学観測機器も搭載されている

 中国空間技術研究院(CAST)が公開した画像からは、着陸機(ランダー)の右側面に小型ローバーが取り付けられていることがわかる。このローバーに関しては、赤外線画像分光器の搭載も指摘されている。

(出典:Andrew Jones氏Xアカウント)

 ローバーが、どのように月面に降下するのかは、現時点では不明だ。ローバーのサイズが小さいことを考慮すると、その運用時間と目的は限られている可能性が高いとみられている。

 嫦娥6号は、ランダーのほかに上昇機(アセンダー)や周回機(オービター)、再突入モジュールの4つのコンポーネントで構成される。月の裏側からサンプルを持ち帰ることで、太陽系の歴史と月の地質学的進化を解明できると期待されている。

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