中国宇宙ステーション「天宮」損傷、宇宙ゴミ衝突が原因だった

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中国宇宙ステーション「天宮」損傷、宇宙ゴミ衝突が原因だった

2024.04.25 16:30

塚本直樹

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 中国の宇宙ステーション「天宮」(Tiangong)は、太陽電池パネルが損傷したが、その原因が宇宙ゴミ(スペースデブリ)の衝突によるものだったことが、国営新華社の新華網で報じられた

 報道によれば、デブリが天宮の太陽電池パネルに衝突し、電源が部分的に喪失したという。宇宙飛行士が2回、合計8時間の船外活動で損傷を修復した

 今回のデブリが隕石など自然に由来するものなのか、人工的なものなのかは、明かされていない。政府機関の中国載人航天工程弁公室(China Manned Space Agency:CMSA)は、軌道上でのデブリの問題を防ぐために、将来的な取り組みが必要だと強調した。

 天宮は2021年に運用が開始された宇宙ステーションで、コアモジュールの「天和」(Tianhe)を中心に、2つの実験モジュール「問天」(Wentian)「夢天」(Mengtian)が左右に合体している。将来的には、6モジュールへの拡張も検討されている

(出典:CMSA)
(出典:CMSA)

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