米クラトス、衛星インターネットのソフトウェア定義型システムを陸軍に実演

ニュース

米クラトス、衛星インターネットのソフトウェア定義型システムを陸軍に実演

2024.04.05 17:45

塚本直樹

facebook X(旧Twitter) line

 米Kratos Defense & Security Solutions(Kratos)は米国時間4月4日、米陸軍向けに衛星ベースのブロードバンドのデモンストレーションを完了したと発表した。

 Kratosがデモしたのは、地上局のハードウェアと密結合されたソフトウェアの機能を仮想化したソフトウェア定義の通信システム。これには、Telesatの低軌道衛星や英Cobhamのアンテナが含まれる。

 Kratosは開発する仮想化プラットフォーム「OpenSpace Platform」を使用。デモンストレーションでは、地球低軌道上の衛星から兵士が使用する小型アンテナに直接インターネット接続し、信号経路を効率化できることを示した。

 Kratosは米陸軍の戦術部隊の音声やデータの通信を近代化する「Program Executive Office Command, Control, Communications-Tactical(PEO C3T)」に向けた実証実験の契約を2022年に獲得していた。

関連情報
Kratosプレスリリース
SpaceNews

Related Articles