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若田光一宇宙飛行士、3月31日付けでJAXAを退職
2024.03.26 14:50
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月26日、宇宙飛行士の若田光一氏が3月31日付けでJAXAを退職すると発表した。3月29日14時に本人が記者会見を開く予定だ。
若田光一氏は1963年に埼玉県大宮市(現さいたま市)生まれ。1987年に九州大学工学部航空工学科を卒業。1989年に同大学院工学研究科応用力学専攻修士課程を修了した。
その後は日本航空に入社。成田整備工場点検整備部、技術部システム技術室にて機体構造技術を担当した。
1992年には国際宇宙ステーション(ISS)の運用に備えて当時の宇宙開発事業団(NASDA)が募集した宇宙飛行士に選ばれた。1996年1月には日本人初のミッションスペシャリストとしてスペースシャトルに搭乗した。
2009年には日本人初のISS長期滞在を経験。2014年には日本人初となるISS船長となった。直近では2022年10月〜2023年3月にISSに155日間滞在。滞在中は船外活動を2回実施した。
若田氏の通算宇宙滞在時間は504日18時間35分、通算ISS滞在時間は482日15時間57分で、いずれも日本人宇宙飛行士として最長だ。また、2023年時点で現役宇宙飛行士として活動期間は31年と世界最長となっている。