ブルーオリジン、月着陸船「ブルームーン」実証機の2025年打ち上げ目指す

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ブルーオリジン、月着陸船「ブルームーン」実証機の2025年打ち上げ目指す

2024.03.12 07:00

塚本直樹

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 Jeff Bezos氏が創業した米Blue Originが月着陸船「Blue Moon」の最初のバージョンを2025年に打ち上げることが米メディアCBS Newsのテレビ番組「60 Minutes」の中で明かされた

 Blue MoonはBlue Originが開発している月着陸船で、宇宙飛行士の搭乗を想定し設計されている。2023年5月には34億ドルの米航空宇宙局(NASA)による契約を獲得し、10年後の「Artemis V」ミッションでの使用が予定されている。

 Blue Originで月面着陸担当シニアバイスプレジデントを務めるJohn Couluris氏はCBSのインタビューで「早ければ1年以内に、Blue Moonの最初のバージョン『Mark 1』を打ち上げる予定だ。着陸船は今日から12カ月から16カ月の間に月に着陸する」と語っている。

 Mark 1は技術実証用の無人機だ。Blue Originは10月にモックアップを公開し、「BE-7」エンジンなどの主要技術をテストするために、「MK1-SN001」と名付けられた最初の着陸船を「Pathfinder」ミッションで打ち上げる予定と述べている。

Blue Moonの実物大モックアップの前で話す、Blue Origin創業者のJeff Bezos氏(左)とNASA長官のBill Nelson氏(右)(出典:NASA)
Blue Moonの実物大モックアップの前で話す、Blue Origin創業者のJeff Bezos氏(左)とNASA長官のBill Nelson氏(右)(出典:NASA)

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