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インド、有人飛行計画で重要試験完了–ヒト型ロボットを載せて無人飛行試験へ
2024.02.29 07:00
インド宇宙研究機関(ISRO)は現地時間2月21日、有人宇宙飛行計画「Gaganyaan(ガガンヤーン)」の初の無人飛行試験に向け、重要な試験を完了したと発表した。
Gaganyaanは、2025年までに3人の宇宙飛行士を地球低軌道(LEO)へと打ち上げることを目標としている。ロケットは「Launch Vehicle Mark-3(LVM-3)」を使用。2023年10月には、緊急脱出システムの試験を実施した。
ISRO推進複合施設(Isro PRopulsion Complex:IPRC)で実施されたGaganyaanのエンジンテストは、推力や推進剤タンクの圧力を変化させるなどの飛行条件をシミュレートしたものだった。ISROによれば、この種のテストとしては7回目であった。
2024年第3四半期(7〜9月)が予定されている無人飛行試験「Gaganyaan-1(G1)」では、ヒト型ロボット「Vyommitra」(ヴィオミトラ、サンスクリット語で「宇宙の友人」)を搭載して打ち上げる。