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ワープスペース、データ中継サービス「WarpHub InterSat」にAWSを活用

2022.07.21 12:51

飯塚直

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 ワープスペース(茨城県つくば市)は7月21日、現在開発中の衛星間光通信によるデータ中継サービス「WarpHub InterSat」でAmazon Web Services(AWS)を活用すると発表した。

 ワープスペースが現在開発しているWarpHub InterSatは、地球観測衛星と地上システムを接続する光通信サービスを提供するため、地球観測衛星事業者向けのエンドトゥエンドの衛星間光通信によるデータ中継サービス。光通信機器を搭載した3機の中継衛星を約2000~3万6000kmの中軌道(MEO)に打ち上げ、低軌道(LEO)全体をカバーする計画だという。

 地球観測衛星事業者は、エンドトゥエンドの1ギガバイトの高データスループットで24時間365日、ほぼリアルタイムで地球観測データを地上に伝送できるという。

 WarpHub InterSatの運用に不可欠なワークロード開発のサポートのため、「Amazon Elastic Kubernetes Service」や「Amazon Aurora」などを活用する。

 ワークロードには、ミッションコントロールや軌道調整のほか、顧客の地球観測衛星からリモートセンシングデータを低遅延、低コストで地上システムに送信することなどが含まれているという。

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