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「地理空間情報」アイデアコンテスト受賞者によるビジネスピッチ開催
2024.02.21 17:00
デジタルブラスト(DigitalBlast、東京都千代田区)は“地理空間情報”をテーマにした内閣官房が主催するビジネスアイデアコンテスト「イチBizアワード」を基点に人材交流とアイデアの事業化支援を目的にしたイベント「イチBizアクセラレーション2024」を3月5日に開催する。2月21日に発表した。
イチBizアクセラレーション2024は、イチBizアワードで発掘したアイデアの事業化を加速化、支援することが目的。イベントでは、2022年と2023年のイチBizアワードのファイナリストが事業計画を踏まえたビジネスピッチを実施、アドバイザーが講評する。
アドバイザーには、ベンチャーキャピタルや学識経験者、自治体、事業化できたアワード受賞者が務め、産学官それぞれの観点から地理空間ビジネスを加速させるためにアドバイスする。
DigitalBlastは、イベントの業務実施機関を務め、内閣官房とともに事業を進めていくとしている。
地理空間情報とは「いつ、どこで、何が、どのような状態か」といった位置や時間に関する情報。基盤となる地図や衛星写真、災害や気象の情報、ヒトやモノの移動軌跡、3D都市モデルデータなどさまざまな種類がある。災害対策や交通管理、都市計画、農業、観光など幅広い分野で活用されているという。
この地理空間情報を高度に活用した社会を「G空間社会」としている。G空間社会では、誰もがいつでもどこでも筆よな地理空間情報を簡単に活用できるようになっているという。
激甚化、頻発化する自然災害と環境問題、感染症を契機にしたデジタル化の加速、地理空間情報に関連する技術の進化などG空間社会の実現に向けて社会情勢は大きく変化しているとしている。
G空間社会を実現させるには、地理空間情報の活用分野を拡大させるとともに、分野を横断した取り組みが求められていて、分野を横断して連携させるための環境整備が欠かせないと指摘。環境を整備するとともに分野を横断した新しいサービスや新産業のアイデアを実現する人材が必要となっていると説明する。
さまざまな分野から人材が結集して、地理空間情報の可能性を最大限に引き出すものとしてビジネスアイデアコンテストのイチBizアワードを2022年から開催している。アワードは2022年3月に閣議決定された「地理空間情報活用推進基本計画」の一環。