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北海道宇宙港のSPACE COTAN、三井物産から助成金–サブオービタルロケットを支援
2024.02.16 15:27
商業宇宙港「北海道スペースポート」(HOSPO)を運営、事業推進するSPACE COTAN(北海道大樹町)は2月16日、三井物産による「三井物産共創基金」の支援事業第1号案件として採択されたと発表した。2024年1月~2026年12月の3年間で1億円の助成金が交付されるという。
SPACE COTANは、交付された助成金を国内外の民間ロケット事業者や大学の準軌道(サブオービタル)ロケットの打ち上げの支援や環境整備に活用する予定。
同社によると、多くの民間ロケット事業者や大学は、将来的な人工衛星打ち上げロケットを見据えた初期のロケット開発として、高度100kmの弾道飛行を可能とするサブオービタルロケットの実験射場を求めているという。
しかし、国内では、民間や大学などがサブオービタルロケットを打ち上げられる環境が不足。宇宙産業発展のボトルネックのひとつとされている。
そこで、同基金の活用を通じて、宇宙事業への豊富な知見と総合商社としての強みを持つ三井物産との共創活動を推進していくという。
課題であるサブオービタルロケットの実験環境の改善を図り、将来的に人工衛星を打ち上げる(オービタル)ロケットの増加と、それによる衛星データや通信を活用した、温室効果ガス測定や災害対応、通信格差是正などさまざまな社会課題解決を目指すとしている。
三井物産共創基金は、2005年に設立した「三井物産環境基金」に替わる社会貢献プログラムとして2023年3月に設立。さまざまな社会課題を発見し、解決に取り組む非営利法人や研究者、社会起業家などの“イシューファインダー”と世界中でのさまざまな事業経験をもつ三井物産が双方の知見をかけ合わせて、社会的課題の解決の道筋を創り出す活動を助成することを目的にしている。
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SPACE COTANプレスリリース
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