ソフトバンクグループのALES、GNSS連続観測点のデータを後処理サービスを提供

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ソフトバンクグループのALES、GNSS連続観測点のデータを後処理サービスを提供

2024.01.23 13:52

飯塚直

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 ソフトバンクグループで位置補正情報の生成・配信事業を手がけるALES(東京都港区)は1月23日、法人向けサービスとしてソフトバンクが独自に設置した衛星測位システム(GNSS連続観測点である“独自基準点”の観測データを後処理用にRINEX形式で提供する「後処理データサービス」を開始した。

 全国3300カ所以上のソフトバンクの高密度な独自基準点を活用するほか、複数のGNSSに対応(GPSGLONASSQZSSGalileoBeiDou)。利用料金は従量課金で1分間あたり税別40円。RINEX(Receiver Independent Exchange Format)はGNSS受信機などが観測したデータの共通フォーマット。

 顧客のGNSS受信機で取得したデータと組み合わせ、後処理するPPK(Post Processing Kinematic)測位で指定した時間の位置データを取得できるという。測量やデジタル地図の作成、ドローンの飛行データの解析などに活用が可能。同データのみを利用して、気象や地殻変動などに関する研究活動に役立てられるとしている。

 データ間隔は1、2、5、10、15、20、30、60秒から選択可能。データ提供可能な期間は過去6カ月、6カ月以前のデータが必要な場合は要相談となる。

後処理データサービスの利用イメージ(出典:ALES)
後処理データサービスの利用イメージ(出典:ALES)

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ALESプレスリリース

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