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小型衛星軌道投入サービスのイタリアD-Orbit、160億円調達–丸紅が主導
2024.01.16 17:15
衛星向けにロジスティクスサービスを提供するイタリアのD-Orbitは現地時間1月11日、シリーズCラウンドで1億ユーロ(約160億円)を調達したと発表した。
D-Orbitは、複数の小型衛星を搭載できる衛星軌道投入機「ION」を自社で開発、製造し、衛星を事業者が希望する軌道に正確に投入する「衛星のラストマイルデリバリーサービス」を提供しているという。これまでに70機以上の衛星を軌道投入に成功していると説明する。
IONは主にSpace Exploration Technologies(SpaceX)の「Falcon 9」ロケットで打ち上げられている。最新のIONは、2023年12月に打ち上げられた13機目の衛星だ。
D-Orbit最高経営責任者(CEO)のLuca Rossettini氏は今回の資金調達について「宇宙物流業界に革命を起こすという我々のコミットメントを確固たるものにするものだ」と述べている。
日本の丸紅が主導するシリーズCラウンドにはAvantgardeのほかにベンチャーファンドのCDP Venture Capital Sgr、Seraphim Space Investment Trust、United Ventures、Indaco Venture Partners、Neva SGR Spa、Primo Venturesも参加している。