米エコースター巨大通信衛星「ジュピター3」、ネットサービスを提供開始

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米エコースター巨大通信衛星「ジュピター3」、ネットサービスを提供開始

2024.01.15 16:30

塚本直樹

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 衛星通信サービスを提供する米EchoStarの巨大ブロードバンド衛星「Jupiter 3」が2023年12月からサービスを開始したと、海外ニュースサイトのSpaceNewsが報じている

 Jupiter 3は、2017年に打ち上げられ、最大25Mbpsのダウンロード速度を提供していた「Jupiter 2」からのアップグレードとなる。EchoStarは帯域幅の制約が収益を圧迫していることから、Jupiter 3の米国における毎秒500ギガビットの容量を新規顧客に提供したいと考えている。

 EchoStarの子会社であるHughes Network SystemsシニアバイスプレジデントMark Wymer氏は「我々はこの初期段階で衛星を利用した少数の顧客に対して、素晴らしい経験を提供している」とインタビューで語った。

 Jupiter 3は2023年7月、Space Exploration Technologies(SpaceX)の大型ロケット「Falcon Heavy」で打ち上げられ、静止軌道(GEO)に投入された。製造元のMaxar Technologiesによると、Jupiter 3はこれまでに製造された商業通信衛星の中でも最大級で、最大100Mbpsのダウンロード速度を実現している。

(出典:Maxar Technologies)

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