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宇宙ビジネスカンファレンス「SPACETIDE 2022」が7月19日〜21日開催–野口聡一氏が登壇、3年ぶりに海外からも
一般社団法人SPACETIDEは、アジア最大級の宇宙ビジネスカンファレンス「SPACETIDE 2022」を7月19日から7月21日の3日間にわたり東京の虎ノ門で開催する。
昨年の「SPACETIDE 2021」では「宇宙ビジネス、事業化ステージのはじまり」をコンセプトとしていたが、今年は「宇宙ビジネスは、新たな価値を届ける」と題して宇宙ビジネスの最前線について議論する。
初日のSpace-Enabled Worldでは、人工衛星を利用する「ユーザー」の立場として、AWS、ANAホールディングス、KDDI、日立建機、さくらインターネット、ソフトバンク、ソニーグループといった大手企業が登壇。宇宙業界に対して「ここが足りない」「こういうサービスがほしい」「ここは嬉しい」などの生の声を届けるという。「世界2.0 メタバースの歩き方と創り方」の著者で、スペースデータ代表取締役社長の佐藤航陽氏の登壇も予定している。
2日〜3日目のメインカンファレンスでは、国内外の宇宙企業が現地に集結し、宇宙ビジネスの各分野について議論する。また、ALE、アストロスケール、ispaceがキーノートを実施する。スペシャルセッションでは、JAXAを退職し、今後の活躍に注目が集まる宇宙飛行士 野口聡一氏が宇宙旅行ビジネスの展望を語る。
加えて、Apple創業者のスティーブ・ウォズニアック氏が設立した宇宙ベンチャーPrivateerのCEOも登壇する。そのほか、Virgin Orbitなど海外からの登壇者も3年ぶりに来日して現地参加する。
議論のテーマは商業宇宙ステーションや衛星通信コンステレーション、光通信、月開発に加え、欧州やAPACといったリージョナルな宇宙ビジネスの産業システムや、日本企業の国際パートナーシップにフォーカスしたグローバルなセッションも予定している。
会場はオフラインの場合、1日目が「CIC Tokyo」、2日目と3日目は「虎ノ門ヒルズフォーラム」となる。3年ぶりにネットワークキングを開催し、国内外の登壇者や参加者と交流できる場も設ける。
協賛企業は過去最大の18社となり、うち10社以上が会場にブースを出展する。内閣府宇宙開発戦略推進事務局や総務省、文部科学省、JAXAも同イベントを後援している。