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国際宇宙ステーションは2030年に退役–NASA、低軌道に研究所設置を検討

2023.12.26 07:00

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)は国際宇宙ステーション(ISS)退役後に地球低軌道(LEO)に国が管理する研究所を設置するためのいくつかの選択肢を検討している。

 1998年から建設が始められたISSは、2030年まで運用することが決まっている。また、後継の民間宇宙ステーションの準備が整っていない場合、2030年以降もISSを運用することを検討している

 NASAが米国時間12月20日に発表した研究は、ISSに代わる、国が管理する研究所を検討している。研究では6つのモデルが検討されており、全てのオプションで最も評価が高かったのは、NASAが民間宇宙ステーションや他の宇宙船での実験を仲介する(Government Research Broker)というものだった。

 「Government Research Brokerはどのようなシナリオでも、将来NASAがLEOでの活動を継続するための、信頼性の高いオプションを提供する」と報告書は述べている。

(出典:NASA)

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NASA報告書(PDF)
SpaceNews

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