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ホワイトハウス、新たな商業宇宙活動を監視するための枠組み発表へ–米報道

2023.12.22 10:45

塚本直樹

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 米ホワイトハウスが米国時間12月20日、新たな商業宇宙活動を監視するための枠組みを発表すると、海外ニュースサイトのSpaceNewsが報じている

 大統領に宇宙政策についてアドバイスする国家宇宙会議(National Space Council:NSpC)は2023年11月、民間宇宙ステーションや宇宙ゴミ除去を含む、商業宇宙活動の監督責任を割り当てる法案を発表した。この法案は、米運輸省(DOT)が月やその先の天体の安全性を担当し、米商務省(DOC)が宇宙空間での組み立てや製造、デブリ除去などを担当するというものだ。

 今回発表される枠組みは11月のミッション認可法に付随するもので、米連邦航空局(FAA)とDOT、DOCが共同で議長を務める、民間宇宙活動の省庁間運営グループを創設する。省庁間運営グループには、米航空宇宙局(NASA)などの連邦機関も含まれる予定だ。

 省庁間運営グループは「民間セクターの宇宙開発に関する新たな能力」についての戦略を調整することになる。これには新規宇宙活動に対するプラクティスや基準、情報共有プロトコルに関する民間セクターとの協力も含まれる。

2021年12月に開かれた国家宇宙会議(出典:NASA/Joel Kowsky)
2021年12月に開かれた国家宇宙会議(出典:NASA/Joel Kowsky)

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