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2020年代末までに米国人以外の宇宙飛行士を月面に–米ハリス副大統領が発言
2023.12.22 07:00
Kamala Harris(カラマ・ハリス)副大統領は米国時間12月20日、2020年代末までに国際的な宇宙飛行士チームを月面に着陸させると、自身が議長を務める国家宇宙会議(National Space Council:NSpC)で発言した。
現在米国は「Artemis」プログラムとして、月面に持続可能な人類の存在を確立することを目指している。2024年末~2025年に予定している「Artemis II」では4人の宇宙飛行士を月周回軌道へと投入し、2025~2026年に予定している「Artemis III」では月南極付近に宇宙飛行士を着陸させる。
副大統領はNSpCの第3回会合で米航空宇宙局(NASA)が主導するArtemisで近い将来、アメリカ人以外を月面に送り込むことを約束した。これがどの国の宇宙飛行士になるのかは、現時点では明かされていない。
欧州宇宙機関(ESA)長官のJosef Aschbacher氏は今年7月、2028年予定の「Artemis IV」と2029年予定の「Artemis V」に欧州の宇宙飛行士が1人搭乗する予定だと語っている。ESAや宇宙航空研究開発機構(JAXA)、カナダ宇宙庁(CSA)は、NASAが数年後に月軌道上に建設する予定の小型の有人拠点「Gateway」にも参加している。
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