ニュース

中国企業Galactic Energy、固体ロケット「Ceres-1」打ち上げに成功

• #Galactic Energy

　中国の民間宇宙開発企業、星河動力（Galactic Energy）は現地時間12月4日、固体ロケット「谷神星1号」（Ceres-1）の打ち上げに成功した。

　Ceres-1は高さ62mの4段式のロケットで、400kgの貨物（ペイロード）を地球低軌道（LEO）へと打ち上げることができる。酒泉衛星発射センターから打ち上げられたCeres-1は、人工衛星「天雁16（Tianyan 16）」「星池1号A」（Starpool 1A）を搭載。どちらも高度500kmのほぼ極軌道に投入された。

　Tianyan 16は、北京を拠点とする耕宇牧星（Cultivate Space）の気象衛星で、大気圧や海面気圧を測定するためのマイクロ波検出装置などの機器を搭載している。Starpool 1Aは同じく北京の楕円時空（Elliptical Space and Time）が開発したリモートセンシング衛星だ。

　今回のミッションはGalactic Energyにとって10回目のCeres-1の打ち上げとなった。同社は「智神星1号」（Pallas-1）と呼ばれる、液体燃料ロケットも開発している。

関連リンク
Space.com