月を周回する「Artemis II」宇宙飛行士、搭乗するロケットの内側に記念のサイン

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月を周回する「Artemis II」宇宙飛行士、搭乗するロケットの内側に記念のサイン

2023.11.30 17:10

佐藤信彦

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 月探査計画「Artemis(アルテミス)」の次期ミッション「Artemis II」で宇宙船「Orion(オライオン)」に搭乗する4人の宇宙飛行士が、ロケットの「Orion Stage Adapter」と呼ばれる部分にサインをした。

 Artemisは、宇宙飛行士を送り、月面を探査する計画。2回目のミッションとなるArtemis IIは、Artemisで初めての有人飛行。2024年11月に宇宙飛行士の乗るOrionをSLSで打ち上げ、月を周回させる10日間の計画。

 Orion Stage Adapterは、巨大ロケット「Space Launch System(SLS)」の内部で第2段とOrionを接続するリング状の構造物。SLSの主要部品としては最も小さいが、高さは5フィート(約1.5m)、重さは1800ポンド(約816kg)ある。

Orion Stage Adapter(出典:NASA、赤丸は筆者)
Orion Stage Adapter(出典:NASA、赤丸は筆者)
SLSの主要部品としては最小(出典:NASA)
SLSの主要部品としては最小(出典:NASA)

 4人の宇宙飛行士、G. Reid Wiseman氏とVictor J. Glover, Jr.氏、Christina Hammock Koch氏、Jeremy Hansen氏は、SLSを組み立てている米航空宇宙局(NASA)のマーシャル宇宙飛行センターを訪問した際、Orion Stage Adapterの内側にサインをした。

(左上から時計回り)サインするHansen氏、Koch氏、Wiseman氏、Glover氏(出典:NASA)
(左上から時計回り)サインするHansen氏、Koch氏、Wiseman氏、Glover氏(出典:NASA)

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NASA発表


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