中国、「Starship」匹敵の超重量級エンジンを開発--「Raptor」と同じ方式

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中国、「Starship」匹敵の超重量級エンジンを開発–「Raptor」と同じ方式

2023.11.28 17:30

塚本直樹

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 中国国有企業の中国航天科技集団(CASC)のメタンと液体酸素を燃料とする、「フルフロー二段燃焼サイクル」(Full Flow Staged Combustion Cycle:FFSCC)ロケットエンジンの進捗が、論文により説明されている。

 FFSCCは、推進剤と酸化剤を燃焼させることでターボポンプを駆動させる方式の一つ。燃焼室の圧力を高めることで高効率かつ、エンジンの寿命と信頼性を改善できるとされている。

 CASCは200トンの推力を発生するFFSCCを採用したエンジンを再使用可能な次期大型ロケット「長征9号」(Long March-9:LM-9)向けに開発している。長征9号の第1段に、再利用可能な26基のエンジンクラスターが搭載され、2033年の初飛行を目標としているという。

 メタンを推進剤とするFFSCCによるロケットエンジンは、Space Exploration Technologies(SpaceX)の巨大ロケット「Starship」とブースター「Super Heavy」の「Raptor」エンジンでも採用されている。

(出典:LandSpace Technology)
(出典:LandSpace Technology)

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