北朝鮮ロケット、偵察衛星打ち上げ中に爆発か--新型エンジンの機密保持が目的か

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北朝鮮ロケット、偵察衛星打ち上げ中に爆発か–新型エンジンの機密保持が目的か

2023.11.27 17:55

塚本直樹

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 北朝鮮の軍事偵察衛星「万里鏡1号」(Malligyong-1)を打ち上げたロケット「千里馬1型」(Chollima-1)がミッションの最中に爆発した様子が、延世大学の天文観測所により捉えられている。

 北朝鮮は11月21日に千里馬1号を打ち上げ。北朝鮮によれば、万里鏡1号は予定されていた軌道への投入に成功した。北朝鮮は2023年に入り2回の軍事偵察衛星を打ち上げていたが、いずれも失敗に終わっていた

 延世大学教授のByun Yong-Ik氏はReutersに対し、「北朝鮮はロケットの第1段の推進剤を空中で爆破させたようだ」と語っている。「このような措置は、これまでは見られなかった。ロケットが新型エンジンを搭載しているため、韓国とアメリカが第1段を回収できないようにするのが目的だった可能性がある」と述べている。

 今回の北朝鮮による偵察衛星の打ち上げに対して米ホワイトハウスは発射を非難する声明を発表。韓国は11月末に米Space Exploration Technologies(SpaceX)の「Falcon 9」ロケットによる初の偵察衛星の打ち上げを計画している。

(出典:Yonsei University)
(出典:Yonsei University)

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Space.com

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