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たった33光年先に地球型惑星を2つ発見–ただし、温度が高く生物は住めなそう

2022.06.17 16:31

佐藤信彦

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 マサチューセッツ工科大学(MIT)などの研究チームは、米航空宇宙局(NASA)の宇宙望遠鏡「トランジット系外惑星探索衛星(Transiting Exoplanet Satellite Survey:TESS)」を使用し、約33光年離れた恒星の周囲を回る、地球サイズの岩石惑星2個を発見した(NASAMIT)。

 中心の恒星「HD 260655」は、比較的小さく温度の低い赤色矮星。2つの惑星は、恒星に近い内側の軌道を回るものが「HD 260655 b」、やや外側を回るものが「HD 260655 c」と名付けられた。

 大きさは、HD 260655 bが地球の約1.2倍、HD 260655 cが約1.5倍。公転周期は、HD 260655 bが2.8日、HD 260655 cが5.7日で、主星からかなり近い位置にある。

 両惑星とも岩石型だが、生物の住める環境ではないという。温度がHD 260655 bは435℃、HD 260655 cが284℃と高く、水が液体の状態で惑星表面に存在しないからだ。

主星と両惑星の想像図とTESS(出典:MIT)
主星と両惑星の想像図とTESS(出典:MIT)

 ただし、地球から近いため詳細な観測が可能で、研究者らは両惑星の大気組成を調べられると期待している。

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