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ガンダム「宇宙世紀憲章」、月に–「HAKUTO-R」ミッション2着陸船が輸送

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　バンダイナムコグループの横断プロジェクト「ガンダムプロジェクト」は「GOI宇宙世紀憲章キャンペーン～未来に向けて月へメッセージをおくろう～」を11月13日から開始した。11月16日に発表した。

　ガンダムプロジェクトは、「ガンダム」を活用したサステナブルプロジェクト「GUNDAM UNIVERSAL CENTURY DEVELOPMENT ACTION」（GUDA）を進めている。その一環として、ガンダムの時代背景「宇宙世紀」（人類が宇宙へ進出してからの時代を指す記年法）を現代社会に捉え直し、人口問題や地球環境問題の解決に向けた新しい発想や技術を募集する企画「ガンダムオープンイノベーション」（GOI）を2021年度から進めている。

　GOIは現在、15チームの採択パートナーとともに、来るべき「現実の宇宙世紀」に向けて「宇宙環境」「操縦ロボット」「農業」といったさまざまな分野のプロジェクトを立ち上げている。

　今回、GOIとして初のファンが参加可能なプロジェクトとして、GOI宇宙世紀憲章キャンペーンを実施することになった。

　GOI宇宙世紀憲章キャンペーンは、GOIとともに宇宙や未来について考えることを目的に数年後や数十年後の自分や家族、大切な人、未来に宇宙で暮らす人などに向けたメッセージをSNSで募集する。

　実際に月で見つけた人類が思わず笑顔になるようなメッセージを中心にGOI内で選出。その後、アニメ「機動戦士ガンダムUC」に登場する石碑「宇宙世紀憲章」を今回のプロジェクト用にアレンジした特殊合金の「GOI 宇宙世紀憲章プレート」（制作協力：GOI採択パートナー 東北大学）に刻み、GOI採択パートナーのispace（東京都中央区）が2024年に打ち上げを予定している、民間月探査プログラム「HAKUTO-R」のミッション2の月着陸船（ランダー）にプレートを載せ、実際に月まで運ぶという。

　メッセージ文字数は50文字以内。応募期間は11月18日午後11時59分まで。

　プレートはアルミ添加型ハイマンガンスチールを使用。サイズは14cm、重量は17g。放射線が降り注ぐ月の環境下でも長期間劣化しないことを目標に開発したという。

　2024年の打ち上げを予定するHAKUTO-Rミッション2では、ミッション1で得た成果を踏まえ、ランダーの設計や技術、月面輸送サービスと月面データサービスの提供といった事業モデルを検証するとともに強化するという。

　ミッション2は、ispaceが中長期的に目指す、地球と月の間の空間（Cislunar）で密接な経済関係が成り立つ「シスルナ経済圏」の構築を推進する上で重要施策となる、資源探査の初期的な取り組みを自社で開発する小型探査車（マイクロローバー）を中心に進める。

関連リンク
ガンダムプロジェクトプレスリリース（PDF）
「GUNDAM UNIVERSAL CENTURY DEVELOPMENT ACTION」（GUDA）
「ガンダムオープンイノベーション」
「GOI 宇宙世紀憲章キャンペーン～未来に向けて月へメッセージをおくろう～」