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宇宙飛行士の選抜試験で採用–絵柄のない白無地のジグソーパズルを再現
2022.06.09 15:30
ジグソーパズルメーカーのビバリー(東京都中央区)は6月9日、宇宙飛行士の選抜試験で採用されている絵柄のない白無地のジグソーパズルを再現した「宇宙飛行士 選抜試験 白無地ジグソーパズル」を発表した。税込価格は1980円。7月8日から発売する。
絵柄のない一面真っ白で、ジグソーパズルを組む際に重要なヒントとなる絵柄や色の濃淡が無い、ピースの形だけで勝負という超難解なジグソーパズルと説明。サイズは100ピースだが、難易度は「五里霧中、羅針盤のない船」という。
実際の試験で使用されるものとは異なるが、90分の制限時間を設定し取り組むことで、選抜試験の雰囲気を味わうことができるという。
最後の1ピースをはめた後で完成時間を記録カードに記入する。ピース裏面には、ヒントとなる太陽系図も印刷されているが、太陽系図を見ると失格というルール。合否の判定は以下のように説明している。
- 60分以内=合格(エクセレント! 人間力の高さが備わっている!)
- 90分以内=合格(まだまだ上を目指そう!)
- 90分以上=不合格(論理的思考を鍛えて再挑戦!)
- 120分以上=不合格(集中力・忍耐力を鍛えて再挑戦! 合格を目指そう!)
- ギブアップ=不合格(最後まであきらめない心を鍛えよう!)
選抜試験の真っ白なジグソーパズルについては、宇宙飛行士の古川聡氏が著書で「細かい単純作業によって受験者に負荷を与え、その対応方法や反応を見る試験」であったと振り返っており、スキルアップに重要な課題としている。