小型衛星向けカーボンナノチューブ複合材料を共同で開発--カーボンフライなど

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小型衛星向けカーボンナノチューブ複合材料を共同で開発–カーボンフライなど

2023.10.13 17:10

佐藤信彦

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 カーボンフライ(東京都江東区)と日本ユピカ(東京都千代田区)は、人工衛星などでの使用を想定し、カーボン素材の開発で提携すると発表した。

 衛星は、打ち上げコストを下げるために軽量化が求められる。そのため、高強度で軽い素材に対する需要が高まっているという。

 2022年設立のカーボンフライは、カーボンナノチューブ(CNT)の研究開発、製造販売をする企業。軽量で高強度かつ高靱性のあるCNTを宇宙空間向け素材として提供する考え。三菱ガス化学グループの樹脂系素材メーカーである日本ユピカは、カーボン素材についての造詣が深いという。

 両社は、それぞれの製品と技術を組み合わせ、宇宙向け素材の開発を進めていく。特にカーボン素材の開発で提携し、小型衛星向けのCNT複合材料を共同開発する。

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カーボンフライプレスリリース

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