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大きさ1〜2mmの核燃料ペレット、英科学者が開発–月面基地での動力源候補
2023.09.26 16:49
英国の科学者が大きさ1〜2mmほどの「ケシの実」大の超小型核燃料ペレットを開発したとBBCが報じた。
英ウェールズにあるBangor大学のSimon Middleburgh教授が開発した同ペレットは、三層構造(TRISO)の核燃料で、ウランと炭素、酸素をセラミックの固い殻で包んだものだ。これは従来の核燃料よりも耐久性があり、効率的だとされている。
このペレットは、Rolls-Royceがが設計した「自動車サイズの原子炉」こと「Space Flower Moon Micro Reactor」での使用が想定されている。同原子炉は、2030年までに月面に恒久的な基地を建設する米航空宇宙局(NASA)の「Artemis」計画の一環として、月面基地の動力源の候補となっている。
BBCによれば、この核燃料電池は現在NASAに送られている。そして、ロケットの打ち上げがどのような影響を与えるのか、またどれだけ効率的に発電ができるのか検証するという。