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インド月探査機「チャンドラヤーン3」、着陸地点を「Shiv Shakti Point」と命名–意味は?

2023.08.31 10:00

塚本直樹

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 インドのナレンドラ・モディ首相は現地時間8月26日、月面探査機「Chandrayaan-3」の月の南極付近の着陸地点を「Shiv Shakti Point」と命名した。

出典:ISRO

 Chandrayaan-3は2023年7月に打ち上げられた探査機で、8月に月の南極付近への着陸に成功。現在は着陸船「Vikram」と探査車「Pragyan」による探査活動を実施している。

 今回命名されたShiv Shakti Pointとは、サンスクリット語で「Shiv」がシヴァ神、「Shakti」が精神的エネルギーや女神パーヴァティ、デヴィを指す言葉となる。モディ首相によれば、この場合の「Shakti」はとりわけ女性科学者の忍耐力を示しているという。

 Shiv Shakti Pointという名称はまだ非公式なもので、国際天文学連合(IAU)によって承認される必要がある。ISROが同名称をIAUに申請しているかは、現時点では不明だ。

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