【画像】インド探査機「チャンドラヤーン3号」、月の南極に世界初の着陸–月面着陸は4カ国目

2023.08.24 11:41

　インド宇宙研究機関（ISRO）の月面探査機「Chandrayaan-3」（「チャンドラヤーン3号」）が8月23日、月の南極への着陸に成功し、撮影画像を地球へと送信した。

　Chandrayaan-3はインド時間7月14日に打ち上げられた探査機で、着陸船「Vikram」と探査車「Pragyan」から構成されている。今回の成功によって、インドは米国、旧ソ連、中国に続き、4番目に月面着陸を成功させた国となった。

「月の南極」への着陸は世界初

　　インドは4番目に月面着陸を成功させただけでなく、月の南極付近に探査機を着陸させた初めての国となった。月の南極付近には、飛行士の飲料水や酸素、ロケットの燃料として利用できる水が氷の状態で豊富に存在すると考えられている。

　着陸船とバンガロールにある地上局との通信は正常に確立されており、探査車とともに最大14日間の探査活動を予定している。

　着陸途中に撮影された4枚の画像は、Vikramの水平速度カメラや着陸イメージャカメラにより撮影されたものだ。画像からは、月の南極付近の表面に斑点があることが確認されている。

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