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Starlink対抗となるAmazonの「Kuiper」、ケネディ宇宙センターに拠点–試験サービス24年開始

2023.07.26 08:38

塚本直樹

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 Amazonは、2024年初頭の試験サービスの開始を予定する衛星ブロードバンド「Kuiper」(カイパー)の拠点施設をケネディ宇宙センターに建設すると発表した。

出典:Amazon

 Kuiperは、地球低軌道(LEO)に衛星を打ち上げることで、光ファイバーの整備が追いついていない過疎地域や海洋に対し、高速かつ低遅延なブロードバンド接続を提供する計画だ。通信速度は受信アンテナに応じて100Mbpsから1Gbpsとなる予定だ。

 フロリダ州のケネディ宇宙センターに建設予定の施設では、州外から輸送されてきたKuiper衛星の最終準備を実施する。施設の面積は3万1000平方メートルで、試験後の衛星はBlue OriginやUnited Launch Aliance(ULA)のロケットにて打ち上げられる。

 Blue OriginとULAは欧州のArianespaceとともに、Project Kuiperの打ち上げを最大92回実施する予定だ。Amazonは連邦航空局(FAA)に対し、2026年7月までに衛星コンステレーションのうち半分となる1618機を打ち上げ、2029年7月までには残りを配備すると申請している。

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Amazon(プレスリリース)

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