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中国、月の土からレンガを3Dプリンターで製造

2023.04.20 10:54

塚本直樹

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 華中科技大学のDing Lieyun科学者は、「LEGO」のピースのように3Dプリント技術でブロックを製造できる「Super Mason」というロボットのプロトタイプの構想を明らかにした。

 Super Masonは月の土「レゴリス」から、3Dプリント技術によってブロックを製造する。この技術が検証されれば、中国が2030年代に建設を予定している国際月探査ステーション「ILRS」の建設への活用が期待できる。

 中国は月南極の探査ミッション「嫦娥8号」を予定しており、2028年頃に月面に着陸する予定だ。そして同探査機に、Super Masonのプロトタイプが搭載される可能性がある。中国は、10年後にレンガの印刷のテストを行うことを目標としている。

 Ding氏は、「地球の外に居住地を作ることは、宇宙を探査する全人類のためだけでなく、宇宙大国としての中国の戦略にも必要不可欠だ」と述べている。

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