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デロイト トーマツの宇宙アクセラ、新興企業や研究機関の募集開始–大企業とマッチングへ

2023.04.06 15:20

小口貴宏(編集部)

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 デロイト トーマツ グループは4月5日、宇宙アクセラレーションプログラム「GRAVITY Challenge JP」において、スタートアップや研究機関の応募受付を開始した。

デロイト トーマツ グループは4月5日、宇宙アクセラレーションプログラム「GRAVITY Challenge JP」において、スタートアップや研究機関の応募受付を開始した。
GRAVITY Challenge JP

 GRAVITY Challenge JPは、宇宙技術やデータ活用を希望する大企業や政府機関(Challenger)と、必要な技術を持つスタートアップや研究機関(Innovator)をマッチングさせる取り組みだ。

 すでにChallengerの募集は終了しており、ENEOSホールディングス、京セラ、損害保険ジャパン、日本郵船、三菱倉庫、ラックの計6社が課題を提示している。Innovatorはこれら大企業が提示する課題をきっかけにして同プログラムに応募できる。

 今後、5月下旬から6月中旬まで、Innovatorの実績や技術等を参考に、ChallengerがInnovatorを選定する。そして6月中旬から仮設検討を行い、8月中旬に報告会を実施。その後、事業化の本格検討を開始するとしている。

 宇宙産業は、人工衛星の打ち上げや衛星データの活用、宇宙ゴミの回収など、多岐にわたり市場が拡大している。日本の宇宙産業市場は約1兆2000億円で、政府は「宇宙産業ビジョン2030」を通じて、市場規模を2030年代初頭に約2兆4000億円に倍増させることを目指している。

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