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中国製ロケット「長征2号」のブースター、米テキサス州上空で燃え尽きる

2023.03.16 10:38

塚本直樹

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 中国の「長征2号」ロケットのブースターが米テキサス州上空に落下し、燃え尽きたことが報じられている。

 長征2号は2022年6月に、中国南西部の西昌衛星発射センターから打ち上げられた。同ロケットは、3機のスパイ衛星「Yaogan 35 (02)」を軌道に投入。ロケットの第1段は予定された地域に落下し、第2段は軌道上にとどまっていた。

 そして今年3月7日に、同ロケットの第2段ブースターが地球の大気圏に再突入。なお今回のロケットブースターの破壊による、地上への破片の落下は発見されていない。

 米宇宙司令部は今回の出来事に対して、「リスクの高い制御されていない再突入に関する、より厳格な国際規範の必要性を示すものだ」との声明を出している。

(出典:CASC)

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