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光害問題に取り組む国際団体、E Inkの電子ペーパーを認定

2022.02.21 08:00

佐藤信彦

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 ムダな人工の光による問題「光害(ひかりがい)」に取り組んでいる団体、国際ダークスカイ協会(International Dark Sky Association:IDA)は、E Inkが開発、販売する電子ペーパーディスプレイが光害対策に貢献しているとして、「Dark Sky Certification」と認定した。E Inkによると、情報表示デバイスに対する認定は、これが初めてという。

 電子ペーパーは、液晶ディスプレイ(LCD)やCRTなどと異なる原理で情報を表示するディスプレイデバイス。電子書籍端末のほか、デジタルサイネージやバス停の情報表示などで使われている。

 紙の印刷物と同じようにそれ自体は発光せず、表示内容は反射光で読み取る。そのため、直射日光があたる状況でも画面が見やすい。暗い場所でも、読書できる程度の照明があれば使える。

 こうした特徴から、電子ペーパーが光害を起こしにくいデバイスと認められた。さらに、表示を書き換える時だけ電力を消費するので、省電力性にも優れている。

 IDAは光害問題の啓発するため、星座の見え方を調査する活動も展開している。

自ら発光しない電子ペーパー
自ら発光しない電子ペーパー(出典:E Ink)

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