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大正製薬の「リポビタン」ゼリータイプ、宇宙日本食に認証
2022.02.14 15:39
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、大正製薬のゼリータイプ清涼飲料水「リポビタンJELLY FOR SPACE」を「宇宙日本食」として認証した。
宇宙日本食とは、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する日本人宇宙飛行士へ提供する宇宙食。いわゆる伝統的な和食に限定せず、日本の家庭で日常的に食べられる食品が対象。食品メーカーなどから提案される食品をJAXAが審査し、基準を満たすものを宇宙日本食として認証する。記事執筆時点で、焼きそば、カレー、カップメン、唐揚げ、焼き鳥、サバ缶、柿の種など、48品目が認証済み。
大正製薬は、小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトチームが「リポビタンD」を飲んでいたことを切っ掛けに、宇宙開発の関係者を応援する取り組み「リポD SPACE PROJECT」を開始。それ以来、さまざまな支援活動を展開してきた。
今回認証されたリポビタン JELLY FOR SPACEは、調理せずそのままエネルギー補給できるパウチタイプのゼリー飲料。内容量は180gあり、180kcalを手軽に摂取できるという。
宇宙日本食は、日本の宇宙飛行士に慣れ親しんだ日本食を楽しんでもらうことで、精神的なストレスを緩和させ、作業効率の維持や向上を目的としている。将来的には、日本人宇宙飛行士だけでなく、他国の宇宙飛行士にも提供していきたいという。