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ispaceの月面探査「HAKUTO-R」、2022年末に打ち上げ–民間企業として初

2022.02.07 08:00

田中好伸(編集部)

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 日本特殊陶業は、先に説明したように月面での固体電池の実証実験を予定。同社で製造されたフライトモデルの電池はランダーに設置される。

 シチズン時計は、ミッションコントロールセンターの時計に表示されるGPS受信機を提供。ミッション1では、独自に開発した「スーパーチタニウム」と呼ばれる素材を活用した部品が、ランダーのフライトモデルの着陸脚で使われている。

 サポーティングカンパニーには、新たにHILLTOP(京都府宇治市)とフジキン(大阪市西区)が加わった。機械加工や表面処理などを手掛けるHILLTOPは、ランダーのフライトモデルや試作品の金属部品加工を支援している。半導体製造装置や石油化学プラントなどに活用されるバルブを開発、製造するフジキンは、これまでロケットの開発や製造、水素燃料などで培った技術をHAKUTO-Rに活用していくと説明する。

HAKUTO-Rを支援する企業
HAKUTO-Rを支援する企業
報告会には袴田氏のほかに元宇宙飛行士の毛利衛氏(中)とHAKUTO-Rのイラストを描いた大河原邦男氏(右)も登壇した(出典:ispace)
報告会には袴田氏のほかに元宇宙飛行士の毛利衛氏(中)とHAKUTO-Rのイラストを描いた大河原邦男氏(右)も登壇した(出典:ispace)

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