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火星探査車、地球に持ち帰る試料の40%を設置完了

2023.01.06 17:38

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)の火星探査車「Perseverance(パーサヴィアランス)」がサンプル設置の40%を完了したことが、同宇宙局のTwitterアカウントによって明かされた。

出典:NASA

 Perseveranceは2021年2月に火星に到着し、岩石や堆積物などのサンプル(試料)を収集している。収集したサンプルは金属製のチューブに封入して本体内部に保管しつつ、バックアップとして火星の地表にも投下。チューブは「Mars Sample Return(MSR)」ミッションで、地球に持ち帰る予定だ。

 NASAによれば、Perseveranceはすでに10本のうち4本のチューブを「Three Forks」と呼ばれる地点に投下。これにより、バックアップサンプルの40%を設置したことになる。

 Perseveranceは43本のチューブを内蔵しており、そのうち38本には火星の塵や土、岩といったサンプルを封入する。残りの5本は、サンプルリングシステムが汚染されていないかどうかを検証するために利用される。

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