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ESA、スペースデブリ問題を解説する子ども向けサイト–学校での利用を想定
2022.02.04 08:00
欧州宇宙機関(ESA)は、宇宙ゴミ(スペースデブリ)の問題を理解してもらうための子ども向けウェブサイト「Teach with space debris」を開設した。
スペースデブリは、地球の軌道上を周回している、古くなった人工衛星やロケットの破片など。高速で動いており、宇宙船などと衝突した場合の相対速度が非常に大きい。重大な事故につながる恐れがあり、宇宙開発の妨げになる。
ESAによると、スペースデブリは放置していると増えていき、状況が悪化する一方なので、無視できないという。そこで、人工衛星から新たに発生するデブリを最小限に抑えるだけでなく、デブリを積極的に取り除くため、「Clean Space」という取り組みを進めている。
Teach with space debrisは、こうしたスペースデブリの問題を主に小学生へ伝えるためのウェブサイト。学校などで教師が教材として使うことを想定し、各種教材やゲーム、ビデオなどを提供していく。