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地球を脅かす小惑星の90%を事前検知– NASAの新望遠鏡「NEO」が28年に打ち上げ

2022.12.14 10:25

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)は米国時間12月6日、小惑星を探知する宇宙望遠鏡「Near-Earth Object(NEO)Surveyor」を2028年6月に打ち上げると発表した。

出典:NASA/JPL/University of Arizona

 NEOは地球に接近する小惑星を探索するために打ち上げられる。具体的には地球軌道から3000万マイル(4800万km)以内にある、地球を脅かす可能性がある460フィート(約140m)以上の小惑星や彗星の90%を発見するように設計されている。またNEOは、太陽と地球との重力がつりあう「ラグランジュ点1(L1)」に設置される。

 科学者によれば、人類の存続を脅かす幅約0.6マイル(約1km)の隕石はまれだという。しかしNEOが検出するような中型の小惑星はより多く存在し、地球に衝突した場合には都市が破壊される可能性がある。

 NEOサーベイヤーのミッションはNASAのジェット推進研究所が主導し、アリゾナ大学が調査研究を行い、NASAの惑星防衛調整局(PDCO)がプログラムを監督する。

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