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今夜は、2022年最後の満月と最接近直後の火星がランデブー–ISSも上空を通過
2022.12.08 14:23
国立天文台(NAOJ)によると、12月8日の夜は、2022年最後の満月と、最接近直後の明るい火星が近づいて見えるという。
太陽を周回する惑星のうち、火星は地球より1つ外側の軌道を回っている。そのため、約2年2カ月ごとに地球と火星の距離が小さな最接近となり、地球から見る火星が大きく明るくなる。今回の最接近は12月1日で、地球との距離は約8145万kmの「中接近」レベルだそうだ。
この接近中の火星に、12月8日の満月が近づく。赤く光る火星の高度は約マイナス2.0等と明るいので、満月の近くにあってもよく目立ち、見応えがあるだろう。
同じく12月8日の夜、午後5時24分ごろと午後7時1分ごろには、日本の実験棟「きぼう」が接続されている国際宇宙ステーション(ISS)が日本上空を通過する。地域によっては、月と火星の近くを移動していくISSを見られる。ISSには現在、日本人宇宙飛行士の若田光一氏が搭乗している。