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世界最大の電波望遠鏡「SKAO」、南アフリカで建設開始

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　世界最大の電波望遠鏡となる「Square Kilometer Array Observatory（SKAO）」の建設が米国時間12月5日から開始された。

　SKAOは南アフリカのカルー砂漠に設置される「SKA-Mid」と、オーストラリアのパース北部に設置される「SKA-Low」を組み合わせて運用する。

　SKA-Midでは直径50フィート（約15メートル）の197個のパラボラアンテナを利用し、350MHzから15.4GHzの中周波数帯の電波をキャッチする。SKA-Lowでは13万1072個のダイポールアンテナを利用し、50〜350MHzの低周波数の電波を検出する。

　SKAOは宇宙の果ての天体からの信号を検出することがでるので、ビッグバン直後の姿を知ることができる。また可視光よりも長い波長の電波は塵などを透過するため、他の観測装置では見えない宇宙空間を観測できる。

　SKAOの最初のアンテナは2023年5月から2024年4月に設置され、その後毎月3～4つのアンテナが追加される予定だ。